2024年7月1日より、アサヒビール・テーブルクロス・スナック横丁の3社が共創で、インバウンド客向けの新たなナイトツアーを開始します。
本記事では、居酒屋やスナックで日本独自の飲み会文化を体験できる新しいナイトツアーの概要について紹介します。
居酒屋やスナックで日本の飲み会文化を学ぶ
今回のナイトツアーを提供するのは、大手飲料メーカーのアサヒビール・訪日外国人向け食体験プラットフォームを運営するテーブルクロス・日本のスナック文化を発信しているスナック横丁の3社。
それぞれの強みを活かした共同プロジェクトで、主にインバウンド客が対象です。
ナイトツアーでは、日本有数の繁華街「新橋」を歩きながら飲食街の雰囲気を楽しんだあと、居酒屋・スナックへ。
クイズを楽しみながら、樽生ビールの飲み方や飲み会文化を学べます。
参考:アサヒビール×スナック横丁・テーブルクロス・JTBと協業し訪日外国人向けナイトツアーを7月1日から順次開始
アサヒビールの発表にもあるように、これらは「持続可能なナイトタイムエコノミーの活性化」を目指した取り組みです。
ナイトタイムエコノミーとは、午後6時から午前6時までに観光・飲食などを提供し、経済の活性化を図るもので、インバウンド需要が拡大している現在注目されています。
なお、アサヒビールは過去にも夜の観光に関するプロジェクトを実施しており、今後も継続して取り組んでいくようです。
参考:アサヒビールとJTBが訪日客向け夜観光ツアーを実施。異業種の共創が集客の鍵に
日本のカルチャー「スナック」は外国人に人気のコンテンツ
ナイトタイムエコノミーを推進する鍵として注目されているのがスナックです。
日本人にとっては身近な存在であるスナックも、外国人からは日本独自のカルチャーだと認識され、人気を集めています。
今回のナイトツアーにも参加しているスナック横丁は、以前からスナック文化を広める活動をしており、多くの外国人が参加しています。
参考:スナックが外国人観光客に人気!支持される理由や注意点は?
今回のツアーでは、ヨーロッパ・アメリカ・オーストラリアを中心に多くの視聴者を抱えるテーブルクロス運営のYouTubeチャンネル「Japan byFood」でツアーの様子を発信。
日本のスナックや飲み会文化が海外に広く発信されることで、ツアー後はこれまで以上に多くの外国人がスナックを利用するようになるかもしれません。
居酒屋・スナック・バーなどは夜のインバウンド需要拡大への準備を
今回紹介したスナックを対象としたナイトツアーに加え、トリップアドバイザーでは「新宿の東京バー巡りツアー」が人気を集めるなど、日本の夜に注目する外国人観光客は増えてきています。
外国人の集客が見込まれる居酒屋・スナック・バーなどの業態では、今まで以上に観光客の旅程に組み込まれやすく、来てくれた外国人に満足してもらえるような体験の準備をする必要があるといえるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。