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松屋・松のやが7月16日から関東圏で深夜料金を導入

牛丼チェーン「松屋」およびとんかつチェーン「松のや」は、2024年7月16日から関東圏の店舗で深夜料金を導入しました。
「深夜営業維持のための原資確保」が目的です。
本記事では、松屋・松のやの深夜料金導入の背景や、深夜料金導入店の増加傾向について紹介します。

深夜料金は22時〜翌5時、料金が7%前後加算

松屋と松のやが導入した深夜料金は22時〜翌5時の注文が対象で、各商品の価格に7%前後の深夜料金が加算されます。東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県・茨城県・栃木県・群馬県の1都6県の店舗(一部を除く)で、2024年7月16日からスタートしました。導入理由は「深夜営業のための原資の確保」で、導入後の反響や売り上げへの影響などを見ながら導入店舗を拡大するかどうかを検討するとのことです。
松屋では同時に一部商品の値上げも実施。原材料価格の高騰や、光熱費・人件費の上昇、為替変動などに対応するためだと説明しています。

牛丼チェーンではすき家も。深夜料金導入店は増加傾向

深夜料金を導入する店舗は増加傾向です。例えば、松屋と同じ牛丼チェーン「すき家」は、牛丼チェーンとしては初めて2024年4月3日から深夜料金を導入済み。全国の店舗が対象で、22時〜翌5時に注文された商品の合計金額に7%が加算されます。すき家は深夜料金の導入後も客離れなどは起きず、「一定の理解を得られている」と評価していました。ファミレス業態では以前から一般的だった深夜料金ですが、牛丼チェーンをはじめ他の業態にも広がりつつあるといえるでしょう。現時点で、「深夜料金の導入を検討している」としている企業もいくつか確認できます。

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最低賃金の引き上げも決定。ユーザーに理解してもらえる深夜料金導入の検討を

2024年度には最低賃金の引き上げも決定しており、店舗経営にかかるコストはさらに高くなる見込みです。深夜営業を続けるためには、松屋・松のやの説明のとおり「原資の確保」が必要だと言えます。ユーザーからの苦情や客離れを恐れるのではなく、サービスの質の担保や適切な賃上げによる人材確保のためにも、深夜料金導入を検討する必要があるでしょう。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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INBOUND PLUS 編集部

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