訪日外国人の中でも多くの割合を占める台湾からの観光客。
2024年3月には484,400人の台湾人が日本を訪れており、これは韓国に次ぐ2番目に多い数字です。
本記事では、訪日台湾人が日本旅行計画中の旅マエにどうやって情報収集しているのかを紹介します。
訪日台湾人の情報収集はSNSがメイン。動画サイトも参考に
訪日台湾人が旅マエの情報収集で使うのは、SNSがメインだといわれています。
特に台湾では総人口に対するFacebookの利用率が高いのが特徴。
Facebookをブログのように活用する傾向があり、個人ブログと併せて旅行先の口コミやレビューを参考にするのに活用されているようです。
さらに、YouTubeなどの動画サイトも利用者が多い情報源に。
定番観光スポットだけでなく、ショッピングや「雪」「桜」など季節感を楽しめる場所の検索に使われているようです。
また、JNTO(日本政府観光局)が2022年に実施した調査では、訪問先を選ぶ際に9割以上が「口コミ投稿を参考にする」と回答。
口コミの投稿先としては、Googleマップなどが挙げられます。
「インフルエンサーの発信を参考にする」と回答した人も約7割と多く、SNSや個人ブログの中でも特にインフルエンサーの発信が旅先の決定に大きく影響していると考えられます。
情報収集の時期は旅の1〜3カ月前が目安
日本旅行を検討中の台湾人が訪問先の情報収集をする時期は、1〜3カ月前が多いといわれています。
桜や紅葉、スノーシーズンなど集客が見込める季節が異なる場合は、呼び込みたい時期の半年〜3カ月前までにはプロモーションを開始しましょう。
前の年の写真や動画を活用して宣伝すれば、日本旅行を計画中の台湾人に訪問先として選んでもらえるかもしれません。
また、JNTOの調査では、旅先が決まったあとの情報収集先として「旅行情報サイト」「Web検索でヒット下ページ」が上位に挙げられています。
周囲に有名な観光スポットがある場合、インバウンドメディアなどで適切に自店のプロモーションをすれば、観光スポット周辺の立ち寄り先として選ばれる可能性があります。
訪日台湾人はリピーターも多い。口コミやレビューを書いてもらおう
訪日台湾人は、SNSや個人ブログ、インバウンドサイトなどを参考に日本旅行中の具体的な訪問先を検討しています。
多くの人が口コミ投稿を参考にしているため、ユーザーが口コミやレビューを投稿したくなるような工夫が効果的です。
Googleマップなど閲覧されやすい場所の口コミが適切な状態になっているかも重要なポイントだといえます。
リピーターが多い訪日台湾人は、定番観光スポットだけでなく、よりディープなお店も訪問先に選んでくれるかもしれません。
日本旅行計画中の台湾人に自店を認知してもらえるように、しっかりプロモーションしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。