ツーリズムEXPOジャパンは、第8回「ジャパン・ツーリズム・アワード」の募集を開始しました。
持続可能な観光地域づくりや国内交流拡大など、ツーリズムの発展や拡大に貢献した国内外の団体に応募資格があります。
本記事では、「ジャパン・ツーリズム・アワード」の概要や、過去の受賞事例などを紹介します。
「ジャパン・ツーリズム・アワード」とは?
「ジャパン・ツーリズム・アワード」とは、ツーリズムに関する企業や団体、個人の優れた取り組み事例を表彰し、世の中に広く共有することでツーリズムの発展に貢献することを目的とした賞のこと。
国内外問わず国から個人まで応募資格は幅広く、以下の4つのいずれかに該当する取り組みが応募対象です。
① 持続可能な観光地域づくりへの取組
② 国際相互交流促進への取組
③ 国内交流拡大への取組
④ アウトバウンド拡大への取組
応募された取り組みは、革新性・事業性・持続可能な観光への貢献・地域活性化への貢献を軸に審査。
賞の種類も多彩で、「国土交通大臣賞」「経済産業大臣賞」「観光庁長官賞」などもあれば、「学生が選ぶジャパン・ツーリズム・アワード」などもあります。
第7回に受賞した取り組みを紹介
2023年の第7回「ジャパン・ツーリズム・アワード」を受賞した取り組みを紹介します。
☆国土交通大臣賞:過疎高齢地域での「沿線まるごとホテル」プロジェクト
「沿線まるごとホテル」プロジェクト」は、沿線全体をホテルに見立てる地域活性化プロジェクトです。
空き家に客室の機能を、無人駅にフロントの機能を持たせることで、沿線をホテルとして運用しています。
地域課題を顧客価値に転換した発想が高く評価され、国土交通大臣賞を受賞しています。
2024年5月16日、奥多摩にプロジェクトの中核施設「Satologue(さとローグ)」のレストランとサウナが先行オープンします。
都心からもアクセスしやすく、客室も2024年度中のオープンを予定していますので、興味のある人はぜひ訪れてみてください。
☆観光庁長官賞:震災復興とゼロからの持続可能な観光地域づくりの実践〜まち全体を屋根のない博物館に〜
「震災復興とゼロからの持続可能な観光地域づくりの実践〜まち全体を屋根のない博物館に〜」は、かまいしDMCが手掛ける釜石市のまちを博物館とするための取り組みです。
「オープン・フィールド・ミュージアム釜石」をコンセプトに、自然・歴史・人々の生き様に出会える釜石市を博物館に見立てて、地域の魅力を発掘・プロモーションしています。
持続可能性を追求してゼロから観光地を作り上げたDMO(Destination Management Organization)の見本となる取り組みが評価され、観光庁長官賞を受賞。
SNSなどでの情報発信や体験プログラムの提供を続けています。
地域主導の取り組みが評価。ぜひ応募を
「ジャパン・ツーリズム・アワード」では、地域課題を価値に生まれ変わらせたり、何もないところから観光資源を発掘したりと、地域主導の持続可能な観光への取り組みが多く評価されています。
受賞すれば、ツーリズムEXPOジャパンと連携して、国内外に広く取り組みの情報が拡散され、集客も見込めるでしょう。
関連する取り組みがある場合は、ぜひ応募を検討してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。