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キラッと光る企業の取り組み5選!! 人事評価制度編(2023年上半期)

人事評価制度編(2023年上半期)

人事評価制度は、企業が従業員を公正に評価するために必要な仕組みです。現在、大きな成果を出している企業では、様々な工夫を凝らした人事評価制度を導入しています。評価制度は従業員の成長を促進する上で重要な役割を果たしています。当記事では、上半期に取材させていただいた30社の中から優れた評価制度を取り入れた企業様の事例5選を紹介します。

 


 

 ―360度評価を取り入れ―

株式会社エフ・エフ・アルファ
コロナ禍にデリバリー業態で業績を伸ばした株式会社エフ・エフ・アルファは『淡路島と喰らえ』や健康志向の高まりに合わせて、新たに薬膳レストランやヴィーガン向けレストランを直営で展開。同社は人事評価に「360度評価」を採用しています。従業員は上司、同僚、部下からの意見を受け、自己理解を深めることで、自身が納得できる評価制度を取り入れています。また、横の繋がりを大切に考え役員が定期的に全従業員と面談し各自の課題や目標に添ったフォローアップも行っています。
詳細記事 https://inboundplus.jp/feature/96808/

テンアライド 株式会社
天狗ブランドで多くの方に親しまれているテンアライド株式会社。従業員の平均勤続年数は15年と居酒屋業界においてトップクラスです。同社は正しい評価を行うことでモチベーションアップに繋げたいとの想いから「360度評価」を取り入れています。業績などの成果だけでなく、上司、部下、同僚からも評価を受ける仕組みです。結果に繋がらなくても、そこまでのプロセスや日々の努力がしっかりと反映されます。また、日頃の不満や悩みを訊く以外にも本人のキャリアプランや成長意欲を拾い上げ、その後の教育や配置転換の参考に副店長以下の社員を意識した、面談を毎月実施しています。
詳細記事 https://inboundplus.jp/feature/97570/


MBO評価を取り入れ

株式会社ブルームダイニングサービス
唐揚げ、定食でお馴染みの「がブリチキン。」を主力ブランドとする
株式会社ブルームダイニングサービスは、「MBO(目標管理制度)評価」を導入しています。会社から各部署に予算が割り当てられ、部署ごとに売上目標が設定されます。部署が定めた売上目標に対して社員は自身の目標や課題を設定し、達成に向け主体的に行動します。その成果が会社に評価され、成果を上げた社員に対して報酬が増える仕組みとなっています。このような「目標による管理」は、従業員一人ひとりのスキル向上にもつながります。また、個人の目標を部署の目標と調和させることにより、個人の成長と部署への貢献を両立させることができています。
詳細記事 https://inboundplus.jp/feature/97435/

株式会社エスエルディー
「kawara Cafe&DINING」を中心に33店舗を展開している株式会社エスエルディーは、社員の能力や適性を客観的に評価する「コンピテンシー評価」と社員自らが目標到達までを管理する「MBO(目標管理制度)評価」を取り入れています。
「コンピテンシー評価」では、優れた成果を上げている社員の「行動」を評価基準として設定しています。これにより、実践的な基準に基づいて社員を評価することができます。社員が「どのような努力をすれば評価されるのか」を明確に理解することで、仕事への向上心が高まります。一方、「MBO評価」では目標を自ら設定し、自身の業務量やスピードを管理することが求められ、自己管理能力の向上や主体的な行動が育まれています。
詳細記事 https://inboundplus.jp/feature/97772/


   

―年4回の人事評価―

株式会社NATTY SWANKYホールディングス
居酒屋「肉汁餃子のダンダダン」で知られる株式会社NATTY SWANKYホールディングスは、約300項目ある評価シートを活用した人事評価を年に4回実施しています。3ヶ月先の目標であれば、従業員が明確な目標イメージを持ちやすいため、日々の業務の中で高い意識を持って行動することができています。3カ月毎に達成度を確認する中間面談や評価者面談を設けて適切に昇給、昇格がなされることで従業員のやる気を後押しし、精力的に仕事に向き合えるよう、業界では珍しい年4回の評価制度を行う環境を整えています。
詳細記事 https://inboundplus.jp/feature/97607/


MBO評価(目標管理制度)
MBO評価とは、会社やチームで達成すべき目標や社員一人ひとりが達成すべき目標を設定し、達成度を(定量的に)評価する評価制度です。社員が自ら目標を設定し、主体的に進捗や実行を管理するのが特徴です。MBOは上司と部下がコミュニケーションをとりながら、社員個人の能力やポジションに見合った目標を設定することが重要とされます。


360度評価
360度評価とは、上司だけでなく同僚や部下、場合によってはクライアントといった複数の立場の人から多角的な評価を得る評価制度です。
様々な立場の人から複数の評価を得るため、客観的で公平な評価が期待でき、評価される社員自身も納得感を得やすいのが特徴です。また、近年では個人の強みは周囲の人やMBO(目標管理制度)など客観的に評価されることで自己発見しやすくなるともいわれているため、自分では気づけない特性や強みを理解できるようになるメリットもあります。


コンピテンシー評価
コンピテンシー評価とは、業績を継続的に上げられる社員の行動特性をコンピテンシーといい、これを組織行動の評価軸として設定することで社員全体のパフォーマンスを向上させる評価制度です。継続的に高い業績を出し続けるための行動やスキル、知識などの行動特性を分析して明確な評価基準として設定するため、組織の規模が大きくなっても評価のブレや偏りが生じづらいメリットがあります。


調査時期:2023年3月1日~2023年6月30日
調査対象:取材企業 30社

 

今回は2023年上半期にインタビューさせていただいた企業の中から特に象徴的な取り組みをされている5社を再度ご紹介させていただきました。
人事評価制度は、従業員の働きぶりやスキルを評価し、給与や昇給などに反映する仕組みのことです。 従業員がどのように働き、何を達成するか。そこには企業の個性が表れます。
選出した企業の評価制度を参考に、自社に見合う制度を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

INBOUND PLUS 編集部

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