未来につなぐ飲食店
自由で創造的な環境で共に成長する会社 -トランジットジェネラルオフィス-
株式会社トランジットジェネラルオフィス / 早坂さん・二田さん 社員インタビュー
スペシャリストの集合体
― 株式会社トランジットジェネラルオフィス―
「遊び場」を創造しエッジの効いたサービスでお客様を満足させる
人気店「bills」や「THE GATEHOUSE」などを含む全国約120店舗の飲食店を運営。他にもリゾート事業やファッション、アート事業など様々なコンテンツを運営し、お客様に「遊び場」を提供する株式会社トランジットジェネラルオフィス。
トレンドをいち早く見抜き様々なビジネス展開を行う会社で働く社員は会社のどのようなところに魅力を感じているのでしょうか?仕事の楽しさや働くビジョンについて、「Pacific BAKE HOUSE」ストアマネージャー早坂さん、「THE UPPER/NINE by La Cime」二田さん(ソムリエ) にお話をうかがいました。
飲食業界への憧れ
-なぜ飲食業界に携わりたいと思われたのでしょうか?
(早坂さん) 就職活動では会社で働く自分をあまりイメージできずにいましたが、「食」は自分の生活で一番身近にあるものだと感じました。飲食業界は人と人とが繋がれる場所です。私はお客様とコミュニケーションがとれる環境が好きだと思いました。そう考えると自然と自分が接客しながら飲食店で働くイメージが湧いてきました。現在は入社2年目でストアマネージャーに抜擢していただき新人スタッフの教育やレシピ制作、接客を含む店全体のオペレーションに関わらせていただいています。
(二田さん)私は学生の頃に多国籍料理のレストランでアルバイトしていました。その時は厨房でキッチンスタッフとして働いていたのですが、尊敬していた先輩の助言もありホールの接客業務を任せていただいたのがこの世界に入るきっかけとなりました。現在は所属店舗のソムリエとしてお客様にワインや料理を給仕しながら接客全般の指揮をとっています。
企業の個性と掲げるビジョンの魅力とは
【同社が掲げるビジョン】
『トランジットジェネラルオフィスはカルチュラル・エンジニアリング・カンパニーとして、食、ファッション、アート、建築、デザイン、音楽、イベントをコンテンツに「遊び場」を創造し、ユニークでエッジの効いたテイストやセンス、サービスを心がけ、常に顧客に満足を提供することを実践していきます。』
-素敵なビジョンですね。御社の魅力を教えてください。
(早坂さん)私は“皆が当たり前だと思うことに捉われず自分達が発信していくもので、カッコいい社会にしていこう”という会社の概念に共感しています。接客や教育に対しても自分がいいなと思うことを形にできる会社だと思います。型にはまったものだけが常識ではないという会社の考えがあるから、スタッフ同士で多くのアイデアや意見が出し合える環境になっているのだと思います。
(二田さん)私は中途採用で入社して間もないですが社内には多種多様な店舗があり、それぞれに独自性が強くプロフェッショナルな仕事をしていると感じました。決まったマニュアルはなく本当に自由に自分達のやりたいことができるボトムアップな環境。だからこそスタッフ皆が主体性を持ち目標に向かって突き進んでいるのだと思います。
そして働く私達の雇用をしっかり守ってくれていることも魅力です。働く時は働いて、休むときはしっかり休む。当たり前のことかも知れませんがこの環境があるから皆が自分のやるべきことに集中できているのだと思います。
ビジネスの魅力について
-御社のビジネスの魅力はどういうところだと思いますか?
(早坂さん)会社には多様な事業や業態があるので、人から「このお店も、あのお店もトランジットジェネラルオフィスさんの店舗なのですね。」と言われます。中村社長をはじめ経営層の方々が様々な視点で世間に求められているものを見ているのだなと常に感じています。次にトレンドとしてくるものは何かを見極め、早い判断で動けているから今ある多様なビジネスにつながっていくのだと思います。
(二田さん)中村社長がよく話される言葉の中に、「できるためにどうしたらいいか、それはできる人とやればいい。」とあるのですが、私もその考えに大変共感しています。目的に対してできない理由を考えるのではなく、どうしたらできるようになるかを前向きに考えていくことの大切さを学んでいます。知見や行動力を持つ“できる人”と組むことで目的が成されてきた実績によって会社にこのような多様な事業があるのだと思います。
仕事のやりがいを感じるとき
-仕事のどんなところが大変だと感じますか?
(早坂さん)幸せなことに大変だなと思ったことは今のところ一度もないです。自分が行うことは正しいのか、店に良い影響を与えるのかと不安に思うことに対しても、まず思ったことを挑戦させてもらえる環境です。各店舗はそれぞれが個性的で雰囲気はもちろんお客様の客層も、お声掛けする言葉一つにしても違います。私が任されている店は比較的お客様との距離が近く、自分が行ったことの結果がすぐに見えてきます。結果が見えることで手応えややりがいを感じますし、違うと気づいた時の修正も早くできていると思います。
(二田さん)人と人が一緒に働いていますので当然心のぶつかり合いはあります。課題や不満を心に溜め込まないように日々コミュニケーションをとることを意識しています。キッチンスタッフとフロアスタッフが一緒に賄いを食べながら意見交換をすることで、目的の共有や仲間意識を高められるようにしています。私はソムリエとしてお客様に直接関わっていますのでワインの知識を褒めていただいたり料理の感想を聞かせてもらえることが日々の励みになっています。お客様から掛けていただいた言葉を他のスタッフにも共有していくことで自分達の役割や存在意義を高めていきたいと思っています。
企業の社風について
-会社はどのような社風ですか?
(早坂さん)役員や先輩後輩に関わらず意見がしやすい会社なので、自分で考えた「これがベストだ」と思ったことができる環境だと思います。本社の方々と関わる中で業務についてアドバイスをもらえることも多いです。私は入社2年目でストアマネージャーとしてお店に立たせていただいていますが、周りのスタッフに一方的な教え方にならないように気をつけています。指示をして動いてもらうのではなく、皆から出る意見を汲み取って一緒に気持ちを盛り上げながら店作りができるようにしていきたいと思っています。
(二田さん)我々から発信する想いを会社に理解してもらい新しいものが形になっていると思います。出る杭を叩くのではなく伸ばしてくれる、やってみたいと手を上げた人のサポートしてくれる環境がある会社です。お店がたくさんできていずれ町になり、一つの文化ができるかも知れないと想像するととても楽しいです。このようなところが会社の理念やビジョンにつながるのだと感じています。
インバウンドの取り組みについて
-今後コロナが落ち着き、また外国人観光客が増えると言われています。お店毎でインバウンド対策は何かされていますか?
(早坂さん)メニューに英語表記している以外に、私自身が海外生活を経験して英語が喋れますので基本的な接客用語を翻訳した英語のマニュアルを作っています。翻訳アプリを使わず私が現地で喋っていたネイティブな会話の翻訳マニュアルなので、海外のお客様がスタッフが話せると勘違いされて更に英語で話しかけられ戸惑うという面白い展開も時々見受けられます。
(二田さん)我々のサービススタッフにネイティブに話せる者がいないことは今後の大きな課題だと思います。QRコードを取り込めばメニューが画像で可視化できるような仕組みを取り入れ、料理の説明は翻訳してもらったもので今は対応していますが、一番重要である海外のお客様とコミュニケーションがとれるようになるまで皆でレベルアップしたいと考えています。
未来への抱負
-お二人の今後の夢や目標を教えてください
(早坂さん)私が任せていただく「Pacific BAKE HOUSE」という店は七里ヶ浜の「ドライブインカフェPacific DRIVE-IN」、「Pacific BAKERY」の姉妹店として3月23日に新宿でオープンいたしました。有難いことにブランドは多くの方に周知いただいているのでもっと拡大させていき、いつか海外進出ができればいいなと考えています。
私達は来店いただくお客様に店内で楽しく良い時間が過ごせたと感じていただけるよう、まずはスタッフ皆が笑顔で楽しく働いて店のことを好きになって欲しいと思っています。その想いは必ずお客様に伝わり、お客様から愛していただける店舗になると信じています。
(二田さん)私がいる店舗の「THE UPPER/NINE by La Cime」というレストランは大切な記念日にご利用いただくことも多いので、今後も素敵な思い出が作っていただけるよう一日一日、お客様に向き合ったおもてなしをしていきたいと思います。今は「THE UPPER/NINE by La Cime」で働いていることをお客様や他店スタッフに誇れるようなレストランにしたいという想いがあります。ソムリエとしても大きなイベントに携わらせていただいているので、より専門的な知識を得てスペシャリストとして会社に貢献していきたいです。
そして更にトランジットジェネラルオフィスという会社で働いてみたいと、世間から憧れられるような会社にしていきたいと思っています。
店舗情報:Pacific BAKE HOUSE 東京都新宿区新宿3-38-1 ルミネエスト新宿 1F
店舗情報:NINE by La Cime 東京都千代田区丸の内 1-3-4 丸の内テラス 9F
【取材後記】
今回は現場で働く社員のお二人にインタビューをさせていただきました。社員の意見やアイデアを尊重し、自己実現を促進するためのフラットな環境でお二人が業務に取り組まれていることをお聞きできました。「できない理由を考えるのではなく、どうしたらできるようになるか」この前向きな考え方はどの仕事においても、とても大切なことだと私自身も改めて感じたインタビューでした。
写真提供:株式会社トランジットジェネラルオフィス / 取材、執筆:秋山直子