エイチ・アイ・エス（HIS）が、訪日外国人観光客向けに、日本の伝統芸能を深く体験できる新たなツアーの販売を開始しました。国立劇場と連携し、日本舞踊や邦楽の体験と歌舞伎鑑賞を組み合わせることで、日本の文化に触れる機会を創出します。
本記事では、このユニークなツアーの詳細について紹介します。

HIS、インバウンド向けに伝統芸能体験と歌舞伎鑑賞ツアーを販売

エイチ・アイ・エス（HIS）は、日本芸術文化振興会との連携協定に基づき、訪日外国人観光客を対象とした新たな日本文化体験ツアーの販売を開始しました。このツアーは、国立劇場での日本舞踊または邦楽の体験と、新国立劇場での歌舞伎公演鑑賞を組み合わせたもので、日本の伝統芸能への理解を深めてもらうことを目的としています。

このユニークな取り組みは、インバウンド需要が高まる中、日本の奥深い文化に触れたいという訪日外国人観光客のニーズに応えるものです。ツアーを通して、参加者は実演家を講師に招いた本格的なワークショップで日本独自の身体表現や音の世界に触れ、その後、新国立劇場で開催される国立劇場主催歌舞伎公演「仮名手本忠臣蔵」を鑑賞します。

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1人6万円、英語・日本語対応で本格的な文化体験を提供

このツアーは、各日の定員が15名と少人数制で、英語と日本語に対応しています。これにより、参加者は言語の壁を感じることなく、日本の伝統芸能を深く学ぶことができます。旅行代金は1人6万円で、高付加価値な体験を求める富裕層や、日本の文化に強い関心を持つ層をターゲットとしています。

HISは2024年7月に日本芸術文化振興会と連携協定を締結しており、国立劇場の再開場までの期間中、施設を有効活用する事業を実施しています。既に2025年1月には、一般には公開されていなかった国立劇場の舞台裏見学と新国立劇場での初春歌舞伎公演を鑑賞する日帰りバスツアーを訪日外国人向けに販売しており、今回のツアーはその成功を踏まえた第二弾の企画と言えるでしょう。

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日本の伝統文化を「体験」し、インバウンドの満足度向上へ

このツアーは、単に歌舞伎を「観る」だけでなく、日本舞踊や邦楽を「体験する」ことで、訪日外国人観光客に日本の伝統芸能の奥深さを多角的に理解してもらうことを目指しています。実際に体を動かし、音に触れることで、文化への親近感や理解度が格段に深まります。

HISのこのような取り組みは、日本の伝統文化を新たな観光コンテンツとして発掘し、インバウンド市場における日本の魅力を高めることに貢献します。高付加価値な文化体験を提供することで、訪日外国人観光客の満足度を向上させ、リピーターの増加にも繋がるでしょう。日本の伝統芸能が、国際観光の一翼を担う重要な要素として、今後ますます注目されることが期待されます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。