従来のナビアプリとは一線を画す、ユーザーの「心が動く場所」を提案するAIナビアプリ「timespace」のベータ版が公開されました。単なる道案内にとどまらず、新たな発見をもたらすこのアプリは、特に訪日外国人観光客にこれまでにない新しいガイド体験を提供すると期待されています。
本記事では、「timespace」のユニークな機能と、その狙いについて紹介します。
「心が動く場所」を発見!AIナビアプリ「timespace」渋谷版が登場
一般社団法人Tomorrow Never Knowsは、2025年6月6日、AIナビアプリ「timespace」のベータ版(渋谷バージョン)の提供を開始しました。このアプリは、従来のナビアプリが単に目的地までのルートを示すに留まっていたのに対し、ユーザーの感性に寄り添い、「思いがけない目的地」や「心が動く場所」を発見できる新しいナビゲーション体験を提供することを目的としています。
LLM(大規模言語モデル)を活用することで、効率的な移動プランの提案だけでなく、その街ならではの魅力的なスポットをユーザーの感性に沿って提案できるのが最大の特長です。
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スワイプで好み学習、自動プランニングで効率的な発見を
「timespace」には、ユーザーの行動や好みを学習し、パーソナライズされた体験を提供する二つの主要機能が搭載されています。
一つは、現地の魅力的なスポットを直感的なスワイプ形式で提案する「ディスカバリー」機能です。ユーザーが「興味あり」と「興味なし」をスワイプで選択していくことで、アプリがユーザーの嗜好を学習し、より的確な場所を提案できるようになります。
もう一つは、ユーザーの嗜好や空き時間に応じて最適なルートと目的地を考案し、自動でスケジュールを設計する「プランニング」機能です。これにより、ユーザーは効率的に街を巡りながら、自身が本当に楽しめる「心が動く場所」を発見することができます。
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インバウンド向け英語対応でオーバーツーリズム解消にも貢献
現在、「timespace」は渋谷エリアにおいて、人の視点と感性に基づいて厳選された10,000件ものPOI(Point of Interest=行き先情報)を提供しています。 これは、特定のエリアに観光客が集中する「オーバーツーリズム」と、他の魅力的な場所が未発見のままになる「アンダーディスカバリー」という、観光地が抱える二極化した課題の解決策となることが期待されています。
特に、日本を訪れる外国人観光客をメインターゲットの一つとしており、アプリ内は英語を基本言語として展開されています。Tomorrow Never Knowsの井口氏は、「国際的な都市・渋谷におけるインバウンド需要を強く意識したプロダクトであり、街の背景や感性に注目した新しいガイド体験を訪日客にも提供できるのではないか」と述べています。
今後はニーズに応じて英語以外の言語への対応も視野に入れ、将来的には都市部だけでなく、日本の各地域における魅力の可視化に貢献するため、自治体や企業との連携も進めていく予定です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。