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業界初!モバイルオーダーから贈る「チップ」機能登場、10日間で1万円の収益も

日本の飲食店で新たな試みが始まります。株式会社ダイニーが提供するモバイルオーダーシステムに、会計時に感謝の気持ちとして「チップ」を贈れる機能が追加されました。
本記事では、この業界初の試みが、飲食業界の人手不足や低賃金という課題にどう向き合い、どのような影響をもたらすのかについて紹介します。

モバイルオーダーでチップ機能、飲食店に新たな収益源を

飲食店の売上向上を支援する「ダイニーモバイルオーダー」「ダイニーPOSレジ」を提供する株式会社ダイニーは、2025年6月2日より、モバイルオーダー上で「チップ」を贈ることができる機能の提供を開始しました。これは、通常の飲食代とは別に、お客様がサービスへの感謝の気持ちや心付けとして、会計時に任意で金額を上乗せできるというものです。

この機能は、日本国内において、飲食店に来店した顧客がモバイルオーダー上でチップを贈れるサービスとしては業界初となります。お客様がスマートフォンから手軽に「ありがとう」の気持ちを伝えられるこの仕組みは、日本の強みである「おもてなしの接客」の価値を可視化する「新しい飲食体験」の創出を目指しています。ダイニーは、この機能を通じて、飲食に関わる全ての人々の努力が正当に評価される環境を作り、業界が抱える深刻な課題の解消に貢献したいと考えています。

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意外な利用傾向とインバウンド需要の可能性

今回のチップ機能は、「ダイニーモバイルオーダー」を導入する全店舗で利用可能で、お客様は会計画面から0%から25%の間で自由にチップ料率を選択できます。
2025年5月12日からの先行検証では、興味深い利用傾向が明らかになりました。国別のチップ利用者の割合を見ると、「日本語」選択者が約56%と過半数を占め、チップに馴染みが薄いとされる日本人の利用割合が高いことが判明しました。地域別では、関東が日本語選択者とその他言語選択者がほぼ半々だったのに対し、関西では日本語選択者が約39%、「その他言語」選択者が約61%と、外国人の利用が顕著でした。これは、大阪・関西万博が開催されており、関西圏のインバウンド需要が非常に高まっていることを示唆しています。

さらに、チップ機能の利用開始からわずか10日間で約1万円の追加収益を得た店舗もあるなど、この機能が日本の飲食業界にもたらす潜在的な影響は計り知れません。ダイニーは、このチップ機能が日本の飲食業界における「新たな文化の創出」に寄与できると考えています。

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飲食業界の課題解決へ、新たな収益モデルと顧客体験の創出

ダイニーが提供を開始したモバイルオーダー上のチップ機能は、深刻な人手不足と低利益率という日本の飲食業界が抱える課題に対し、新たな収益獲得手段として期待されています。お客様からの「ありがとう」が直接スタッフに還元される仕組みは、従業員のモチベーション向上にも繋がり、サービス品質の向上という好循環を生み出すでしょう。

また、インバウンド需要の増加が続く中で、外国人観光客にとって馴染みのあるチップ文化を日本のモバイルオーダーに取り入れることは、顧客満足度の向上にも大きく貢献します。今回のサービスが、飲食業界全体の持続可能な発展に繋がる「飲食インフラ」として、今後の展開が注目されます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

INBOUND PLUS 編集部

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