皆さんは旅行は好きでしょうか。旅行では、有名な観光地で景色を楽しんだり、ご当地の美味しい料理を堪能することができます。しかし、有名な観光地であればあるほど「混雑」が気になります。
本記事では、この混雑の対抗策としてナビタイムが開始した新たな取り組みについて紹介します。
観光客増加に伴う特定の交通機関の混雑
ナビタイムジャパンは、増加の一途を辿る訪日外国人観光客による京都市内のバスの混雑緩和と、観光客の市内各所への分散化を目指し、訪日外国人観光客向けナビゲーションアプリ「Japan Travel by NAVITIME」において、新たな機能として京都市内での鉄道利用を積極的に推奨する「おすすめルート」の提供を開始しました。
近年、古都・京都はその歴史的魅力と美しい景観から、海外からの観光客にとって非常に人気の高い 観光地となっています。しかし、その人気故に市内を巡る主要な交通手段であるバスの混雑が深刻な課題となっています。特に、清水寺、金閣寺、祇園といった著名な観光地を結ぶ路線においては、ピークシーズンだけでなく年間を通して混雑が発生しており、観光客自身の移動のストレスとなるだけでなく、地域住民の日常生活にも支障をきたす事態となっています。観光客が特定の地域に集中し過ぎることで、その地域の住民生活、自然環境、観光資源などに悪影響が生じるため、これらの問題に対する対策が急務となっています。京都市交通局も、2023年9月に「バス1日券」を廃止し、「地下鉄・バス1日券」を導入するなど、対策を進めています。
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「おすすめルート」で混雑の緩和を図る
ナビタイムジャパンが「Japan Travel by NAVITIME」アプリに導入した「おすすめルート」機能は、京都市内における効率的かつ快適な移動を支援するために、アプリの核心部分である経路検索エンジンを細やかに調整したものです。具体的には、ユーザーが京都市内で出発地と目的地を設定してルート検索を行う際、これまでのように単に最短距離や所要時間で最適とされたルートだけでなく、地下鉄、JR、私鉄といった鉄道網を積極的に活用するルートを、より目立つ形で優先的に提示するように設計されています。
これにより、ユーザーはこれまで意識していなかった鉄道という移動手段の利便性を再認識し、バスが移動の中心となっていた事態から脱却するきっかけを得やすくなります。アプリ上では、鉄道を利用するルートがより分かりやすく推奨ルートとして最初に提示されたりするなどの工夫が凝らされています。例えば、八坂神社から京都駅へ向かう場合、市営バスではなく、地下鉄を利用するルートが提案されます。
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終わりに
ナビタイムジャパンによると、「Japan Travel by NAVITIME」では、ルート検索結果として表示される全5経路のうち、ユーザーの8割が第一経路を選択する傾向があるとのことです。今回の「おすすめルート」の提供により、訪日外国人観光客の鉄道利用が促進され、バスの混雑緩和、ひいては、観光客と住民双方にとって快適な移動が実現することが期待されます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。