韓国では若者を中心に日本産ウイスキーの人気が高まっています。
コロナ禍に起きたハイボールブームが人気のきっかけで、今や韓国の飲酒文化を変えるほどの勢いです。
本記事では、韓国で日本産ウイスキーが人気になった背景などを紹介します。
コロナ禍に巻き起こったハイボールブームがきっかけに
韓国のウイスキー輸入量推移を見ると、2020年〜2021年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて一時落ち込んだものの、2022年、2023年と連続で過去最高を更新。
JETRO(日本貿易振興機構)によると、コロナ禍による自宅飲み需要の増加や日本産ウイスキーブームなどが要因だと考えられています。
外出ができなくなったコロナ禍に、「ホムスル」「ホンスル」などと呼ばれる「自宅で飲む一人酒」が定着。
長期間保存しやすくいろいろなものと合わせやすいウイスキーに注目が集まりました。
従来、ロックや水割りで飲む上級者向けのお酒と認識されていたウイスキーも、ハイボールやカクテルとしての飲み方が広まった影響で多くの若者が楽しみ始めました。
なぜ日本産ウイスキーが人気なのか
ウイスキーには韓国産やアメリカ産、イギリス産などもありますが、なかでも日本産が人気。
理由の1つには若者の多くが日本旅行を楽しんでいることが挙げられ、日本で飲んだウイスキーを韓国でも飲んでいるようです。
日本産ウイスキーは韓国では高額なため、日本旅行のお土産として多めに購入する人もいます。
結果、韓国が日本から輸入するウイスキーの量は2019年から2023年で約4倍まで急増。
この影響を受けてか、缶ハイボールや缶酎ハイなどが含まれるリキュールの対日輸入量は2019年から2023年で5倍以上にまで増加しています。
韓国では元々人気だった日本産ビールに加え、ウイスキーや日本酒などの人気も高まっています。
韓国からは多くの訪日客もやってくるため、日本のお酒や料理を存分に楽しんでもらえば、新たなブームが巻き起こるかもしれません。
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