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平年より遅い梅雨入り。酷暑になる予想の今年の夏に飲食店が備えるべきことは?

今年の梅雨入りは平年より遅れており、梅雨入り後はすぐに大雨になる可能性が指摘されています。

また、今年の夏は例年以上に暑くなると予想されており、雨と暑さへの対策が必要です。

本記事では、雨や暑さに対して飲食店がとるべき対策について紹介します。

梅雨入りは全国広い範囲で6月中旬、梅雨明け後は酷暑の予想

日本気象協会は、2024年の梅雨入りについて九州〜東北南部が6月中旬、東北北部が6月下旬で、平年より遅くなると予想しています。

梅雨入り前から天気が不安定になりやすく、急な雨への警戒が必要とのこと。

さらに、梅雨入り後から梅雨末期のような大雨が発生する可能性も懸念されています。

 

また、今年はラニーニャ現象の影響が顕著になると見られており、夏は例年より暑いとの予想も。

酷暑だった昨年に引き続き、今年も暑さ対策が欠かせない年となりそうです。

天気予報と連動した来店客数予測と仕入れ・シフト管理を

天候や気温は来店客数や注文内容にも大きく影響を及ぼす可能性があります。

特に大雨は、路面店などにおいては客数減少の大きな要因となりやすく、しっかり予測をして対策する必要があるといえるでしょう。

この予測では、従来の「なんとなく来店数が減りそう」という属人化したものではなく、データ分析による精度の高いものが必要です。

 

例えば、三重県伊勢市にある「ゑびや」では、天気予報などに加えて店頭カメラで撮影した画像の解析やAIを活用した来店予測システムを導入。

来店予測精度は95%を超え、人の勘に頼っていた頃よりも効率的な営業が可能となりました。

 

詳しくは以下の記事でも紹介しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

 

参考:DXは大手企業だけのものではない!老舗食堂「ゑびや」のDX事例を紹介

 

来店客数が減りそうな日・時間帯をしっかり予測し、仕入れとシフトに反映しておけば、食材ロスや人員超過による余計なコストを削減できるでしょう。

 

システムの導入が難しい場合は、過去の営業日報などを参考に、天候・気温・客数・売れた/売れなかった商品などの関係を分析するのも有効です。

 

そのほかには、設備面での暑さ対策も重要。

店内空調はもちろん、厨房の排気設備などのメンテナンスを実施し、夏の営業に備えましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

INBOUND PLUS 編集部

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