日本のハロウィン商戦は大きな市場規模に成長しており、ハロウィンは飲食店においても重要なイベントのひとつです。
本記事では、2023年のハロウィン商戦を振り返りつつ、2024年のハロウィン商戦がどうなるのかについて考察します。
2023年のハロウィン。渋谷では「来ないで」との呼びかけも
2023年は、5月に新型コロナウイルス感染症が第五類に移行したこともあり、コロナ禍明けはじめてのハロウィンとなりました。
しかし、毎年ハロウィン時期に賑わう渋谷では、「ハロウィンに渋谷に来ないでほしい」と異例の呼びかけ。
雑踏事故や事件の防止、ポイ捨てされたゴミやタバコで街が汚れるのを防ぐための施策が取られました。
結果として、例年のような身動きが取れないほどの混雑は避けられました。
今後も異常な混雑が懸念される都市部では、同様の対策が続くと考えられます。
飲食店やホテル主催のハロウィンイベントは続々登場
かつての渋谷のように街中で仮装をしてハロウィンを楽しむといったスタイルへの風当たりが強くなってきたこともあってか、飲食店やホテル、テーマパークなどが主催するハロウィンイベントは続々と登場しています。
カボチャを使った料理やハロウィン風デザインにデコレーションした料理を提供するなど、ハロウィンコースの提供がもう始まっているレストランもあるようです。
例えば、アメリカンカジュアルダイニングチェーン「TGIフライデーズ」では、10月1日より全12店舗で「Happy Halloween/ハッピーハロウィン」を開催中。
日本進出25周年を迎えた「HAPPY 25th ANNIVERSARY! 特大感謝祭」のなかのイベントでもあり、ハロウィンならではの料理やドリンク、仮装コンテストなどが楽しめます。
また、星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳では「THE HALLOWEEN HOTEL 2024」を開催中です。
メインストリートの「ピーマン通り」では、山梨のフルーツとハロウィンをテーマに装飾されたユニークな空間を楽しめます。
お気に入りのフルーツを身につけて楽しめるレンタル衣装や、ハロウィンオリジナルスウィーツなども提供されており、ハロウィンならではの特別な体験ができるでしょう。
コロナ禍で広まったテイクアウトも盛況
コロナ禍で一気に広まったテイクアウト文化もハロウィンとの親和性が高く、飲食店においてはポイントのひとつです。
各社が「家族や友人と家でハロウィンパーティを楽しみたい」というニーズに応えられるテイクアウトメニューの販売を発表しています。
ハロウィン関連の商品は9月中旬頃から検索され始めるため、やや急ぐ必要がありますが、手軽にテイクアウトできるハロウィンメニューを用意してもよいでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。