観光庁は「インバウンド消費動向調査」の個票データの提供を2024年9月30日から開始すると発表しました。

本記事では、発表の概要や提供される個票データの入手方法などについて紹介します。

インバウンド消費動向調査とは

2024年9月30日から提供が始まるのは、「インバウンド消費動向調査（旧 訪日外国人消費動向調査）」の個票データです。

インバウンド消費動向調査は、旧 訪日外国人消費動向調査の後継にあたる調査で2024年4-6月期からスタート。

四半期ごとに総数33,840票を目標に実施し、属性（国籍・性別・年齢など）・訪日目的・消費額などの調査をしています。

これまでも調査の集計結果は公開されており、観光庁の公式サイトで閲覧・ダウンロードが可能でしたが、9月30日からは集計された個票データも入手が可能になります。

個票データの提供を受けるには申請が必要

観光庁の発表によると、個票データを提供してもらうには簡単な申請が必要。

利用希望者が専用フォームからリクエストし、それに対して個別に提供する形を取るようです。

提供された個票データはマーケティングなどに活用できますが、「他の情報と照合して個人を特定すること」「第三者へデータを提供すること」は禁止されています。

4-6月期は9月30日、7-9月期は12月27日、10-12月期は3月31日の提供開始予定です。

個票データを使うことでより詳細で自由な分析が可能に

個票データの提供を開始する観光庁の目的は、事業者が実態をより詳細に把握・分析し、インバウンドを盛り上げることです。

個票データの提供開始により、これまで公開されていた調査結果にはなかった回答者の属性・質問同士を組み合わせたクロス分析など、事業者は自由にデータを活用したマーケティングが可能になります。

個票データは、申請すれば誰でも入手できるとのことです。

インバウンド施策を検討中の方は、ぜひインバウンド消費動向調査の個票データを利用してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。