2024年3月の訪日香港人は231,400人で、国別では韓国・中国・台湾に次ぐ4番目に多い人数を記録しています。
コロナ禍以前の2019年比は135%に上り、今後も香港から多くの観光客が日本を訪れるでしょう。
本記事では、訪日香港人が日本に出発する旅マエにどのように情報収集をしているのかを紹介します。
動画サイトやSNSでの情報収集が多い。個人ブログも人気
香港人の多くが、旅行先の情報をYouTubeなどの動画サイトやSNSから得ています。
SNSでも特に映像として旅先の情報を得られるInstagramの人気が高く、若者を中心に利用率が上がっているようです。
一方、40代以上の台湾人はFacebookの利用率も依然高く、どの年代の香港人にプロモーションしたいかによって、力を入れるべきSNSの種類が異なります。
2020年以前から多く参考にされている個人ブログも、香港人の情報の入手先の1つ。
訪日リピーターが多い香港では、有名な旅行系ブロガーやインフルエンサーが日本旅行の情報を発信しています。
JNTO(日本政府観光局)も、過去には香港のインフルエンサーを活用したプロモーション活動を実施しています。
訪日香港人が多いのは11〜12月、6〜7月あたり
1年間で訪日香港人が最も多いのは、クリスマス休暇などの連休がある12月です。
紅葉シーズン需要の高まる11月にも訪日香港人が増える傾向があるため、11〜12月の集客を見越したプロモーションが効果的だと考えられます。
また、学校の夏休みなどがある7月にも訪日香港人が増加する傾向に。
夏場の観光資源がある地域では、夏の訪日香港人の集客を狙ったプロモーションを検討してみてください。
リピーターの心をつかんでよい口コミやレビューを投稿してもらおう
訪日香港人の多くはリピーターであり、情報収集先が動画サイトやSNS、個人ブログであることからも、実際に日本で観光を楽しんだ人の声を参考にしていることがわかります。
したがって、利用してくれた香港人に口コミやレビューの投稿をお願いして、日本旅行を検討中のユーザーに届ける方法が有効でしょう。
SNSや個人ブログのほかに、中国では使用できないGoogleマップも香港では使用できるため、口コミの投稿先としては有力なサービスです。
訪日香港人の心をつかむサービスを提供して、口コミやレビューによって自店をプロモーションしてもらいましょう。