新型コロナウイルス感染拡大前の水準まで回復したインバウンド需要に応えるためには、グルメサイトを活用した自店の宣伝が有効です。
効率的な外国人観光客の集客には、インバウンドに強いグルメサイトが適しています。
本記事ではインバウンド向けグルメサイトとはどんなものなのか説明したうえで、インバウンドに強いグルメサイトの例をいくつか紹介します。
インバウンド向けグルメサイトとは?
日本でグルメサイトといえば「食べログ」「ぐるなび」などが代表的ですが、外国人観光客が利用するグルメサイトは他にもたくさんあります。
インバウンド向けグルメサイトの特徴は、多言語対応であること。
訪日客の多くが出発前にある程度行き先を決めていることから、母国語でじっくりリサーチできるグルメサイトが好まれる傾向があります。
多くの外国人が理解できる英語はもちろん、訪日客数分布から考えると中国語・韓国語・台湾語に対応しているものが望ましいでしょう。
また、グローバルに閲覧される点もインバウンド向けグルメサイトの利点です。
国内向けのグルメサイトだけでは訪日客に見られない可能性があるので、世界的に利用者数が多いサービスを利用した方が効率的に集客できます。
グルメサイトは各社特徴があり、掲載費用も異なります。
予算と相談しながら、集客効果が期待できるグルメサイトを複数利用するのが効果的です。
インバウンドに強いグルメサイトの例
ここでは、インバウンドに強いグルメサイトの例を5つ紹介します。
ぜひ自店に合うものを見つけて、利用を検討してみてください。
SAVOR JAPANは、株式会社USEN Mediaが運営するインバウンド向け飲食店予約サービスです。
英語・韓国語・簡体字・繁体字などに対応しており、全訪日客の80%をカバーできると謳っています。
テキスト・画像・動画が掲載でき、サービス側が翻訳してくれます。
外国語が話せるヘルプデスクが予約や問い合わせに対応するため、外国語での作業が不安な店にぴったりのサービスです。
トリップアドバイザーは、世界最大規模の旅行口コミサイトです。
飲食店以外にもホテルや観光スポットなども紹介しているため、ホテルや目的地を決めるのと一緒に飲食店も探したい人向けの集客効果が期待できます。
一部有料の機能を除き基本的には無料で掲載できるため、コストを抑えたい人にもおすすめです。
日本でも人気の食べログには、インバウンド版サービスもあります。
食べログは、2019年から中国最大の口コミサイト「大衆点評」と連携しており、訪日客の多い中国人の集客がしやすいのが大きな特徴です。
店舗登録は無料なので、まだ使っていない場合は利用してみるとよいでしょう。
すでに店舗登録済の場合は、コース選択画面からインバウンドに関連する項目に対応させることで多言語に対応させられます。
食べログと並ぶ日本の代表的グルメサイトのぐるなびにも、インバウンド向けサービスがあります。
2020年からトリップアドバイザーと連携し、ネット予約にも対応しました。
有料プランと無料プランがあるので、自店に合うプランを選んで利用してみてください。
Googleマップ上に自店の情報を掲載するGoogleビジネスプロフィールも、インバウンド集客に欠かせないツールです。
宿泊施設や観光地の周辺にある飲食店を探す際は、Googleマップを利用するユーザーが増えています。
口コミの掲載や予約機能も備えており無料で使えるので、登録がまだの場合はぜひ利用しましょう。
MATCHAは、日本最大級のインバウンドメディアです。
日本旅行中のグルメ・宿泊・観光地などの情報を検索でき、世界中から多くアクセスされています。
多国籍なメンバーが運営しているため、外国人観光客に向けた効率的な宣伝と集客が期待できるのが特徴です。
2023年下半期から訪日外国人客数は急回復しており、2024年はコロナ禍以前を超えるインバウンド需要も期待されています。
インバウンド客の集客を目指すなら、インバウンドに強いグルメサイトに自店を掲載して、多くの外国人観光客に選んでもらえるように準備をしておきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。