今、外国人から注目を集めている日本のソウルフード「おにぎり」。2023年11月30日には成田空港に北海道発おにぎり専門店「吟しゃり北海道」がオープンし、多くの外国人が訪れています。
本記事では、なぜ外国人におにぎりが人気なのか、考えられる理由などについて紹介します。
成田空港におにぎり専門店がオープン!なぜ外国人におにぎりが響くのか
おにぎり専門店「吟しゃり北海道」は、「日本のソウルフードであるおにぎりを海外の人に知ってもらいたい」との思いで2023年11月30日に成田空港にオープンしました。
ニュースやネット上の声をまとめると、おにぎりが外国人に受け入れられている理由には、以下のようなものがありそうです。
①肉・魚・野菜・卵など、いろいろな具材が楽しめるから
まず、肉や魚、野菜や卵まで、さまざまな具材の商品が選べるのが人気の理由の1つです。
日本にはおいしい食材がたくさんありますが、おにぎりではそれらの多くを楽しめます。
また、小麦を使わないことからグルテンフリーにも対応でき、具材によってはヴィーガンの方にも楽しめる点も、外国人が気軽におにぎりを楽しめる理由の1つだといえるでしょう。
②見た目がかわいいから
おにぎりの見た目も人気の理由の1つです。
三角形の特徴的なフォルムのものをはじめ、キャラ弁のおにぎりなどは日本の「Kawaii(かわいい)」文化の一部として人気を集めているといいます。
片手で食べられる手軽さも魅力のようで、場所を選ばず手軽に食べられるのもおにぎり人気を支えているのでしょう。
③米のクオリティが高いから
日本の米のクオリティは海外からも評価されており、日本のおいしいお米を堪能できるおにぎりの人気にも影響しているようです。
また、海外の人にとって米はヘルシーな食べ物の1つとして認識されています。
健康的においしい食べ物を楽しめると認識されている点も、おにぎりの人気を後押ししているようです。
海外でも人気のおにぎり。ローカライズされたものも人気
人気のおにぎり専門店は日本国内にも多く存在しますが、海外にもおいしいおにぎりを提供している店があります。
例えば、アメリカやフランスに出店している「おにぎり権米衛」は、新型コロナウイルス感染拡大を受けて需要が急増し、連日ピーク時には行列ができるほど大人気です。
海外の店舗でも日本から仕入れた米を使っておにぎりを握っている一方、具材はローカライズされたものも取り入れられています。
このように、日本の文化と外国人の好みとを組み合わせやすいのもおにぎりという料理の強みといえるでしょう。
本記事では、外国人になぜおにぎりが人気なのかについて紹介しました。
おにぎり以外にも外国人に人気の日本の食文化は数多く存在しますが、どんどん増えているインバウンド需要に応えるために、おにぎりの事例は参考になりそうです。
最後までお読みいただきありがとうございました。