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海外店舗数1万店へ 海外進出に成功した飲食店

日本の人口は、令和5年9月1日現在で1億2,445万人となっており、2048年に1億人を割り込むと予想されています。人口の減少は、国内市場にも影響を与えます。飲食業界も例外ではありません。国内の外食市場は、人口減少とともに衰退していくと言われています。そこで注目されているのは、海外進出です。かつての日本では、海外企業によるに日本進出が一般的でした。しかし、コロナや、人口減少に伴って、日本の飲食業界は飽和状態となっており、海外市場への参入を検討している企業が多くなっています。実際に、2021年時点の海外における日本食のレストラン数は、15.9万店となっており、2006年と比べると、6.6倍になっています。また、日本とは異なり、世界人口は、2022年から2050年までで、17億人増えると予測されています。
https://www.unic.or.jp/news_press/info/44737/

対して日本は約2000万人減少する見込みです。
つまり、日本より外国のほうが、開拓できる市場が多いということです。また、国内に飲食店を保有している企業は、経営リスクの分散にもなります。
2013年には、「和食」が、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。2022年には、アメリカの大手料理専門メディア「Eat This, Not That!」において、世界で最も人気のある料理ランキングで和食が3位になりました。
https://www.eatthis.com/news-most-popular-cuisine-world/

ますます日本食が海外から注目されている中で、本記事では、海外進出に力を入れている企業をご紹介します。

①ゼンショーホールディングス
https://www.zensho.co.jp/jp/
すき家や、COCO‘Sなどを展開しているゼンショーホールディングスは、海外の店舗数を1万店規模にすると発表しました。日本国内初の海外店舗数1万店達成となれば、国内店舗数の約2倍となり、海外進出にかなり力を入れていることがわかります。

②トリドールホールディングス
https://www.toridoll.com/index.html
丸亀製麺などを運営しているトリドールホールディングスも、海外進出に力を入れています。2028年3月期までに、国内外5,500店舗出店に向けて動いています。丸亀製麺の海外ブランドである「Marugame Udon」では、ヨーロッパでのFCの募集を始め、現在で10の国と地域に200店舗以上を展開しています。

③サイゼリヤ
https://www.saizeriya.co.jp
サイゼリヤは、低コストで美味しいイタリアンを食べることができる人気ファミリーレストランです。国内外に1,547店舗を展開しています。サイゼリヤは、海外進出によって、リスクを分散させていることが見てとれます。他のファミリーレストランが、エネルギー高や、原材料の高騰で、軒並み商品の値段を上げている中、サイゼリヤは、海外店舗での収益が見込めることから、値段を上げないと発表しました。

本記事では、海外進出に成功した飲食店を紹介しました。飲食店が海外市場に力を入れることは、挑戦的な一歩ですが、正しいアプローチと戦略を持つことで、国際的な成功を収めることが可能です。進出にあたり、地道な準備と情報収集が大切であり、変化する市場に柔軟に対応することが不可欠です。
海外市場の検討は大手企業だけの話ではなく、多くの飲食店にチャンスがあるのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

INBOUND PLUS 編集部

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