昨今、飲食店の業態として様々な専門店が増加し注目を集めています。
以前当メディアでご紹介させていただいたアジフライ専門店(https://inboundplus.jp/feature/97461/)のほかにも、下記のようにたくさんの専門店が誕生しています。
お味噌汁専門店(東京都 押上):MISOJYU
https://misojyu.jp/
カルーアミルク専門店(東京都 銀座):カルーアクイーン
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13273969/
かき氷専門店(東京都 八重洲ミッドタウン):かき氷コレクション・バトン
https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130201/13282774/
マッシュルーム専門店(東京都 原宿):マッシュルームトーキョー
https://tabelog.com/tokyo/A1306/A130601/13166680/
まぐろ専門店(東京都 中野):マグロマート
https://maguromart.business.site/
いも専門店(東京都 渋谷):Tempura Motoyoshi いも
https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130303/13240087/
にんにく専門店(東京都 恵比寿):にんにくや
http://www.ninniku-ya.com/
アボガド専門店(東京都 原宿):マドッシュ!カフェ
https://tabelog.com/tokyo/A1306/A130601/13090143/
ポトフ専門店(東京都 新宿):ポトフ料理ジョワ
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130402/13188432/
その中でも本記事では日本人のソウルフードともいうおにぎり専門店についていくつかご紹介させていただきます。
まず、ご紹介させていただくのは「おにぎり浅草宿六」(https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13024859/) です。
同店はミシュランガイド東京2019にも選ばれた大人気のお店で昭和29年から続く東京最古のおにぎり専門店でもあります。入口ののれんや煉瓦の佇まい、店内のカウンターや椅子、釜、おにぎりを置くザルに至るまで全てに風情があり、異空間を体験することにつながっています。もちろんおにぎりのお米や具材、海苔、漬物、お味噌汁のこだわりは高くミシュランガイドに認められるまでになっています。おにぎり専門店であるからこそ、おにぎりに人一倍愛情があるお客様も多いことでしょう。その分味に対する期待も高く、それに応える品質があるからこその人気であるとうかがえます。
次に紹介させていただくのは「おにぎり ぼんご」
(https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132302/13003791/)です。
食事時でなくても、雨が降ろうとも行列が絶えないおにぎりの名店、それが「ぼんご」です。日本一の呼び声高いその味を求めて、全国のおにぎり好きが聖地巡礼とばかりに訪れるようです。同店では50種類以上ある具材から選ぶことができ、しかも組み合わせることも可能です。自分好みの自分だけのおにぎりが出来るのです。すじこ、さけといった定番の具からペペロンチーノといったユニークな具がたっぷり入った満足感たっぷりのおにぎりを堪能することができます。
同店の女将である右近由美子様は2022年9月に放送された「情熱大陸」にも出演され、おにぎりに込めた想いとこだわりは大変な注目を集めました。30年以上の歴史を持つ店舗を一旦閉じ、2022年10月に近くに移転されました。新しい門出と歴史が同居するその場所で、究極のおにぎりを味わってみてはいかがでしょうか。
おにぎり専門店(東京都目黒):学大おむすびマルムス
https://gomarumusu.com/
WEBサイトにはこう書かれています。
マルムスのこだわり
日本の身近な国民食であるおむすびを、
多くのお客様が満足していただける贅沢なご褒美食に仕上げました。
幸せのご褒美おむすび
素材にこだわったおむすび屋。
お祝いに、手土産に、
家族で贅沢に、 頑張った自分に、
〝幸せのご褒美おむすび〟を
お届けします。
この文章を読むだけで、そしてWEBサイトの写真やスタイリッシュなデザインを見るだけで、このお店のこだわりが十分に伝わってきます。あとは実際にお店に足を運んでその味、その匂い、その温かさを体験しに行くだけです。
今回ご紹介させていただいたようにメニューが豊富な飲食店ではなく何か一つのメニューに突出することで他店舗とうまく差別化することができます。
専門店のポイントは下記の点にあります。
①お店のこだわり、差別化が明確にお客様につたわる
②専門商品を絞ることでその品質を向上させることにお店の力が集中できる
③尖った特徴が出やすいためメディアから取材が入りやすく広報効果が高い
④食材の仕入れが散在されないため食材ロスも少なくコスト効率を図りやすい
⑤店舗のオペレーションがシンプルにしやすい
⑥高級料亭や星付きレストラン出身のシェフなど職人採用を要さない
⑦お店のこだわりに共感する人を採用することで、スタッフの定着力が増し接客の良さにもつながる
メニューの狭さを意識し、他の人が思い付かないような食材に特化した飲食店を出店するコトによって新たな業態を開拓することができるかもしれません。レッドオーシャンで価格競争が激しい総花的な飲食店ではなく、何かに特化した専門店の方に商機があります。
専門店というよりも“こだわり店”と呼んだ方がイメージしやすいのかもしれません。今後も多くのこだわり店が誕生し、日本人のみならず世界中の人を楽しませることを期待し本日の記事としました。
最後までお読みいただきありがとうございました。