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7月の訪日外客数は232万人 2019年対比77.6%にてほぼコロナ前水準へ

8月16日、日本政府観光局(JNTO)が7月の訪日外客数推計値を発表しました。7 月の訪⽇外客数は、2019 年同月比 77.6%の 2,320,600 人となり、200 万人を突破した前月から約 12%増と大幅な増加を⾒せました。
次のグラフは2022年1月からの推移となります。グラフの通り昨年末から回復傾向に入り、7月の前年対比では1,605%という圧倒的な上昇を遂げています。

国別でみてみると韓国とアメリカの来日が多く、韓国は2019年対比111.6%、アメリカは126.7%と既にコロナ前を上回っています。東京五輪直前であった2019年と比較してその数値を更に上回っているのですからいかに日本が人気の観光地になっているかが分かります。国別のデータの中で特筆すべきは韓国とアメリカばかりではありません。中国からの訪日外客数は2019年7月時点ではトップの105万人でしたが、2023年7月は19年対比29.8%にて31万人に留まっています。もし中国が全体平均と同じくらい回復していたとすると81万人と想定されます。つまり月間50万人ほど訪日外客数が増加することになり全体に大きなインパクトを与えるボリュームです。8月10日に中国政府が団体旅行の規制解除を発表しましたから月間80万人ほどの中国人旅行客が訪れる日もそう遠くないことでしょう。
中国人旅行客が増加すると、全体としてもほぼコロナ前水準に戻ることとなり、インバウンド特需に沸いていた2019年の市場が戻ってくることになります。2020年~2022年に生じた機会損失を今後取り戻す大きなチャンスが訪れています。

INBOUND PLUS 編集部

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