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生ゴミを堆肥に! 「自産自消」農家レストラン ~いぶき(神奈川県 )~

食の安全や健康への意識が高まる中、最近では農家レストランが人気を集めています。農家レストランとは、農家が育てた野菜や果物を使った料理を農家自身が提供するレストランのことです。神奈川県藤沢市にある農家レストラン いぶきは関東で初めて※国家戦略特区の承認を得て、農地につくられたレストランです。https://ibuki-farm-restaurant.com/

地元の新鮮な食材と自家製の発酵調味料を使用したこだわりの料理を提供しています。

店主が注力しているのは、その地でつくって、その地で食べようという「地産地消」を超える、自分で作物を育てて、自分で食べる「自産自消」の考えです。
レストランでは季節によって収穫できるものが異なるため固定のメニューはなく、その季節で採れる旬な野菜が美味しくいただけます。
農家レストラン いぶきの魅力は、食の美味しさだけではありません。「いぶき農園」では無農薬、無化学肥料で野菜を育てています。

調理の過程で出る生ゴミを堆肥に変えて土に還し、野菜が育ちやすい環境を整えています。
そして、農業の楽しさを知ってもらいたいという店主の想いから、この農園で育てられた果物や野菜の収穫体験ができるイベントを定期的に開催しています。

普段は出会うことのない生産者と交流するキッカケにもなり、料理として目の前に出される野菜はどのように育ち収穫されるのかを学ぶことで、より「食」を楽しむことができます。

最も生産者に近いところで旬の野菜を味わいに、足を運んでみてはいかがでしょうか。

【農家レストラン いぶき】店舗情報はコチラ

※国家戦略特区とは、“世界で一番ビジネスをしやすい環境”を作ることを目的に、地域や分野を限定することで、大胆な規制・制度の緩和や税制面の優遇を行う規制改革制度“
平成25年度に関連する法律が制定され、平成26年5月に最初の区域が指定されました。
古民家ホテル、外国人雇用、スーパーシティなど、既存の法律では行えないことを地域限定で可能にするものです。
農家レストランいぶきで活用したのは「農家レストラン設置の特例」で、農地の上にレストランを建てるというものです。
本来は農業に使われるための土地なので、農家の住宅などの例外を除いては絶対に建物を建てることはできません。(農家レストラン いぶきHPより抜粋)

メニュー写真:農家レストラン いぶきHPより

INBOUND PLUS 編集部

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