飲食業の皆さまに役立つ、
最新トレンド・ニュースを発信するサイト

サイゼリヤの「粉チーズ」が有料化。考えられる理由とは!?

これまでサイゼリヤでは無料で粉チーズを提供していましたが、
7月10日に粉チーズ(グランモラビア)の無料提供を終了すること、テイクアウトメニューを縮小することが発表されました。
(https://www.saizeriya.co.jp/PDF/irpdf001399.pdf)
今後はメニュー改定として100円で販売されていくとのことです。

粉チーズの有料化に考えられる主な理由は円安による食材価格の高騰でしょう。
人手不足による人件費の上昇やエネルギー価格の高騰も影響していると考えられます。

総務省統計局によって開示されているチーズの小売価格をまとめたサイトによると
(https://jpmarket-conditions.com/1331/) 2023年5月のチーズ価格は248円で2021年5月対比136%となっています。

そのほかにも、スシローなどで話題となった飲食店テロ行為と類似したものとして、一部の客が、必要以上に粉チーズを入れた複数の容器が空になるまで大量にかけて食事をする動画が拡散されたことも一つの理由だと考えられます。

サイゼリヤの決算短信を見てみると(https://www.saizeriya.co.jp/PDF/irpdf001400.pdf)
営業利益は前年比236%となっていて、経営状況は回復傾向にあることから推察すると迷惑行為防止対策としての無料提供終了という意図があるのかもしれません。
無料だから大量に使う、持ち帰るなどの行為が増えると飲食店側は対策を取らざるを得なくなり、一部の客の行動によって多くのお客様が迷惑を被ることになりかねません。

今後回転寿司チェーンのガリや牛丼チェーン店の紅生姜などの無料提供に影響はあるのでしょうか?大手外食チェーン店の動向に注目が集まります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

INBOUND PLUS 編集部

この執筆者の記事一覧