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食のトレンド復活!レトロに注目が集まる理由とは?

飲食店においてトレンドをキャッチすることはとても重要になります。例えば、2019年にはタピオカブーム、最近では韓国グルメがトレンドになっています。
本記事では今話題のトレンドである「レトロ」に特化した飲食店について紹介し、なぜここまで注目が集まっているのか理由を考察します。

まず、取り上げるのは「ヘッケルン」(https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130802/13057178/) です。同店では昭和の面影が残るジャンボプリン&コーヒーが人気メニューになっていて、そのほかにもババロアやクリームソーダハムサンドなどを味わうことができます。この店舗を取り上げた理由はTikTokにあります。現在ショート動画においてシティーポップという昭和音楽をバックグラウンドミュージックとして使用している動画がバズっています。特に同店の店主がプリンを盛り付ける際の仕草の動画(https://www.tiktok.com/@yuuuuto38/video/7225547669102497026?_r=1&_t=8dj17Ttn6Yb )の再生数が380万回を超えています。これに続いてTikTokではレトロなレストランの動画が増えており、S N Sからの集客が増えていると言えるでしょう。

また、日本マクドナルド株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長兼CEO:日色 保)でも昭和・平成レトロの商品を復刻しています。キャンペーンは終わってしまいましたが、2023年6月に平成バーガーと評して1998年の「たまごダブル」2006年の「焙煎ごま エビフィレオ」2009年の「ジューシーチキン ブラックペッパー」を復刻させました。これは平成の学生にとっての青春であるマクドナルドのメニューを復刻させることで、懐かしい感情をトリガーにして購買を促していると言えます。実際にS N Sでは平成バーガーを懐かしむ声が上がっていました。

モスフードサービス(代表取締役社長:中村 栄輔、本社:東京都品川区)は、2023年7月12日(水)~9月中旬まで、全国のモスバーガー店舗(一部店舗を除く)にて、「白いモスバーガー」を期間限定で販売することを発表しました。また、1年ぶりの“白モス”復活を記念して、モスバーガー恵比寿東店に“巨大白モス”を展示するようです。昨夏も同じ商品を販売し、350万食の大ヒットを記録しています。これは平成レトロとは異なり、昨年の人気にお応えして復活商品という位置づけですが、レトロ、復刻、復活はひとつのキーワードのように思われます。

このように飲食店ではレトロ・復刻・復活がトレンドになっています。その理由としては前述の通り
①S N Sでレトロな雰囲気がバズる傾向にあること。
②人々が懐かしみのあるものに興味を示し購買すること。
③「この商品食べていたな〜」などS N Sで懐かしむ声とともに取り上げられることによってトレンドになりやすいなどが理由として挙げられます。

本記事では飲食店においてのトレンドの一つであるレトロについて取り上げました。S N Sなどを通してトレンドをキャッチし、そのトレンドの商品を開発してみても良いかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

INBOUND PLUS 編集部

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