観光庁が6月21日公表した統計データによると、2023年1-3月期の訪日外国人旅行消費額は1兆103億円(2019年同期比12.3%減)と推計されました。国籍・地域別では、韓国が1,914億円(構成比18.9%)と最も大きく、次いで台湾1,620億円(同16.0%)、香港1,092億円(同10.8%)、米国977億円(同9.7%)の順となっています。
費目別に訪日外国人旅行消費額の構成比をみると、宿泊費が33.8%と最も多く、次いで買物代(24.6%)、飲食費(22.8%)の順で多い。2019年同期と比べると、宿泊費の構成比が増加しています。
訪日外国人(一般客)1人当たり旅行支出は21万1千円と推計されています。
国籍・地域別にみると、中国(67万5千円)、オーストラリア(35万円)、フランス(28万5千円)の順で中国人旅行客の支出が突出して高い結果に。
宿泊費、飲食費、交通費、娯楽等サービス費、買物代などどの費目においても中国人観光客が最も高い結果が出ています。
観光・レジャー目的の旅行客の1人1泊当たり費目別支出は、宿泊費が9468円、飲食費が6689円となっています。つまりランチとディナー合わせて約7千円ほどが平均予算であり、高価格帯店舗に偏っているわけではないことが分かります。
大きく回復してきているインバウンドの潮流を着実につかみ、ただ多言語メニュー対応するだけではなく、海外の方が喜ぶメニューやインスタにあげたくなるような盛り付けなどで楽しみを提供することが大切なのではないでしょうか。
観光庁のデータの詳細はこちらを御覧ください。
https://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/content/001615302.pdf