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寿司職人の年収8,000万円!?

以前テレビ朝日のワイドショーで「日本で年収300万円であった寿司職人が、アメリカで年収8.000万円を稼ぐようになった」という驚きの事例を報じて話題を集めました。
アメリカにおける日本食レストランの数の推移を見てみると、2010年から12年で1.6倍に拡大し2,3000店舗にまで拡大していることが分かります。
回転すしを展開する元気寿司㈱では海外店舗が200店舗以上と既に国内店舗数を上回っています。インバウンド人気が目立つ日本ですが、各国における日本食レストランニーズも確実に広がっているようです。

農林水産省の推計によれば、2021年における世界の日本食レストランの数は15.9万店にも及ぶと出ています。日本の一般食堂・レストランの店舗数が約77.5万店(厚生労働省データ)であり、前年から約6,700店舗減少していることを見ても、海外店舗の拡大に期待が集まることは明らかです。そして、低価格業態ではなく、日本食を高付加価値として提供することで、寿司職人の年収8,000万円という驚くべき数字も実現するのだと思われます。
デフレが続き、賃金の上昇も緩やかな日本において、高い技術を持った職人が海外に流出しないよう味、接客、内装含めた総合的な価値提供をすることが日本の飲食店にも求められているのではないでしょうか。

INBOUND PLUS 編集部

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