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日本語力だけではない! 圧倒的に質の高い幅広い年齢層の留学生たちが、「外国人視点」でインバウンドの課題を解決!?

日本語能力の高い50カ国3000人以上の留学生の強みを活かしたインバウンド向けサービスを提供する株式会社トモノカイ留学生支援事業部門の田中部門長にインタビューしました。

企業と留学生がWin-Winになれるスキームを築き、企業や自治体の抱える課題を解決することが、私たちのミッション

インバウンド市場に参入した理由、きっかけは?

 国内のインバウンド市場が盛り上がる前から、日本に留学で来ている外国人の活躍できる場が明らかに限られている状況をどうにか改善し、活躍できる場を拡げてあげたいという想いから、留学生を中心としたサービスを立ち上げ運用していました。

語学力だけではない外国人留学生の強みを活かすことで、学校様や企業様に対して、外国人と交流できる場を提供し、外国人に母国の魅力を語ってもらい異文化の理解を深めてもらうなどの、日本人の留学支援も行っていますので、インバウンドに特化しているわけではなく、アウトバンドも含めたクロスバウンド支援という立ち位置でサービスを提供しています。

私たちは、まず留学生の強みを分析し、明確化した上で、そこから世の中のニーズに応えることができるソリューションを生み出す方法で事業を生み出し、企業様などの受け入れ側と留学生がWin-Winになれるスキームの構築を目指しています。

18歳から40代まで、幅広い社会人経験のある層が登録している

貴社サービスに登録している留学生の特徴は?

 受け入れ先の企業様が留学生に持つ一番大きな懸念点は「日本語レベル」です。弊社サービスのアルバイト情報はメールマガジンで配信をしていますが、すべて日本語で配信していますので、その日本語でのアルバイト情報を理解する読解力がないと応募ができず、その時点でスクリーニングし、登録している留学生の質を担保しています。

また、一般的に留学生の年齢層は22,3歳とイメージされていますが、弊社サービスは、社会人経験を持つ大学院生が多いので、18歳から40代までの幅広い層が登録しており、「社会人歴のある留学生」「日本に滞在年数が長い留学生」など、企業様のさまざまなニーズに合わせることができるのも特徴の1つです。

滞在年数が長い留学生の特徴は、特に現在、インバウンド対策を進めている自治体様に必要と言われている「外国人視点」と、日本の文化や日本人の特徴などを理解している「日本人視点」の両面を持っているところです。アルファブロガーのように何十万の読者を抱え瞬発力のある拡散を行える留学生はいませんが、滞在年数が長く、日本を深く理解した留学生は、地域の良さを発見し、ジワジワと口コミを生んでいくような漢方薬のような効果があると考えています。

『こんなに日本語が上手だと思ってなかった』という声が多数

受け入れ先の企業や自治体様の反応は?

 受け入れ先の企業様から必ず言われることは、「こんなに日本語が上手だとは思ってなかった」「こんなに気が効くとは思ってなかった」という声を多く頂戴します。日本語のレベルもそうですが、面接に来た留学生が、待っている時にスマートフォンをいじっていないかや、面接が終わった後に、きちんと椅子を閉まっているかなどの細かい所作までチェックしていますので、このような企業様からの驚きの声を頂く高いレベルの留学生が揃っていると考えております。

これからも、実利用者視点で実践的な改善策を提案していきたい

貴社サービスのこれからの展開について。

 これまでの特徴的な自治体様の活用事例としては、留学生の外国人視点を活かして、「母国の方が魅力に感じるコトやモノ」をなぜそう思うのかという理由を含めてレポーティングしたもの、また、「もっとこうすれば便利になる」という利便性向上の視点で、どこをどう改善したら良いかという改善案を、日本語で2,30枚にまとめてレポーティングした資料を持って座談会を開きました。そこで、自治体様の持つ日本人視点と留学生の持つ外国人視点の相違を認識してもらい、これからのインバウンド対応における気づきとして、実践的に活かしてもらっている事例がございます。実利用者目線で実践的な改善策を提供できるので、その後すぐに別プロジェクトでの依頼で弊社サービスをリピートして頂いております。

このように、自治体様の場合、まずは自治体の地域を回って課題を発見し、その課題を解決するための施策を提案し、外国人視点を活用した受け入れ整備をした上で、今後は、SNSの発信などのプロモーションに、弊社サービスを活用頂けると考えております。企業様の場合も同じような流れで活用頂いたり、従業員様向けに、各国の文化の理解を深めるための研修プログラムなどの依頼も増えてきています。

モニター調査のみ、受入ツールの開発サポートのみ、プロモーション施策のみの単発での依頼も受けておりますし、今後は、関東や主要都市だけではななく、日本全国の自治体様や企業様に留学生を活かしたサービスを導入頂けるように、日々、留学生の面談と、企業様や自治体様への提案に全国を飛び回っております。

田中 裕(たなか ゆう)

留学生支援事業部門 部門長
中学3年から高校3年までの4年間、イギリスに家族で滞在。
日本の大学を卒業後、大手金融会社にて提携カードの企画営業業務に従事。
その後、いくつかのベンチャー企業で営業を経験後、Q&Aサイトを運営しているオウケイウェイブに入社。営業マネージャーを経験し、最終的にポータル事業部の事業部長に着任。2010年9月に現在の(株)トモノカイに入社し、2013年4月に新規事業として留学生支援事業部を立ち上げ、現在5期目に入る。事業発足後、順調に事業を拡大し、現在事業部内だけで社員10名、売上1,8億の事業規模に成長。

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INBOUND PLUS 編集部

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