2025年7月20日投開票の参議院議員通常選挙を前に、今年も飲食店で「センキョ割」の動きが広がっています。投票を促し、社会貢献にも繋がるこのユニークな取り組みは、消費者にどのようなメリットをもたらすのでしょうか。
本記事では、ラーメンチェーン「一風堂」の取り組みを中心に、「センキョ割」について紹介します。
「センキョ割」全国に拡大、投票済証明書で割引特典
2012年に始まった「センキョ割」は、投票所で発行される「投票済証明書」を店舗で提示すると、割引などのサービスが受けられる全国的な取り組みです。投票率の低下が叫ばれる中、投票や政治参加への関心を高める社会貢献活動として、今年で13年目を迎えます。国政選挙だけでなく、地方選挙でも広がりを見せており、投票行動を促す新たなインセンティブとして注目されています。
飲食店や企業にとって「センキョ割」は、社会貢献を通じて企業イメージを向上させるだけでなく、選挙という一大イベントに連携することで、低予算かつ効率的に新たな来店動機を生み出す効果も期待されています。
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博多一風堂が「替玉」や「半熟玉子」無料サービス、4日間何度でも
豚骨ラーメンの人気チェーン店「一風堂」は、2016年の参議院議員通常選挙から「センキョ割」を実施しており、今回も積極的に参加します。2025年7月19日(土)から7月22日(火)までの4日間、国内の「一風堂」および「一風堂KAY」、フードコート業態の「IPPUDO RAMEN EXPRESS」「RAMEN EXPRESS 博多一風堂」を含む全店で「センキョ割」を実施することが発表されました。
期間中、店舗でラーメンを注文し「投票済証明書」を提示したお客様には、「替玉一玉」もしくは「半熟玉子一個」のいずれかが無料で提供されます。この特典は、1回のご来店につき1品までですが、期間中であれば何度でも利用可能です。ラーメン店らしいサービスで、投票に行った人々をお得に「おもてなし」する試みです。
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社会的意義と経済的メリットを両立、投票促進へ民間が動く
「センキョ割」に対しては、「サービス目的で投票に行くのはおかしい」という指摘もあります。しかし、この取り組みは、選挙や投票にこれまで関心がなかった層に対して行動を促すという点において、非常に大きな社会的意義があると考えられます。高騰する食費や長引く不況で国民が疲弊している今だからこそ、一人ひとりが選挙を「自分ごと」と捉え、投票に行くことがより重要になっています。
国や自治体からの呼びかけだけでなく、「センキョ割」のように民間企業が主体となってアクションを起こすことで、選挙や政治に対する国民の関心がさらに高まることが期待されます。一風堂をはじめとする多くの飲食店や企業が参加する「センキョ割」は、社会的意義と経済的メリットを両立させながら、日本の投票率向上に貢献するユニークな取り組みとして、今後も注目されていくでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。