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天下一品、首都圏で10店舗大量閉店の衝撃!フランチャイズ離脱が影響か

濃厚な「こってりスープ」で多くのファンを魅了するラーメンチェーン「天下一品」が、首都圏で大量閉店に踏み切ると報じられました。ラーメン業界全体の厳しい状況が続く中、人気チェーンに一体何が起きているのでしょうか。
本記事では、天下一品の閉店ラッシュの背景について紹介します。

競争激化とコスト高騰が経営を圧迫

帝国データバンクの調査によると、2024年のラーメン店経営事業者の倒産件数は72件と過去最多を更新しました。このような厳しい業界環境の中、全国に200店舗以上を展開する大手ラーメンチェーン「天下一品」も例外ではありませんでした。2025年6月末には、新宿や渋谷、川崎、大宮といった首都圏の主要エリアから10店舗が閉店すると報じられ、SNS上では多くのファンから閉店を惜しむ声が上がっています。

天下一品は、濃厚な「こってりスープ」を特徴とし、最盛期には全国で約240店舗を展開するほどの人気を誇りました。しかし、今回の大量閉店の背景には、ラーメン業界全体の課題が横たわっています。運営会社からの公式発表はまだありませんが、人件費や原材料費の高騰、そして同業他社の増加による競争激化が主な原因とみられています。
特に首都圏では、天下一品の代名詞ともいえる「こってり・濃厚スープ」を特徴とする競合店が増加し、消費者の選択肢が多様化したことも、閉店ラッシュに繋がった可能性が高いでしょう。

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フランチャイズ離脱が大量閉店の引き金か

天下一品の全店舗のうち約9割がフランチャイズ店舗というビジネスモデルも、今回の大量閉店と無関係ではないと指摘されています。フランチャイズ店舗の離脱が、直接的な閉店の原因になったという見方も出ています。

看板メニューの「こってりラーメン」の価格は、2013年の700円台から現在の940円へと大幅に値上げされました。これに伴い、本部からの仕入れ価格も上昇し、さらに値上げによる一部顧客の離反が、FC店舗の経営を圧迫した可能性が考えられます。

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ファンの惜しむ声と今後の動向

今回の大量閉店のニュースは、長年のファンに大きな衝撃を与えました。「若い頃からお世話になっていただけに本当に悲しい」「閉店前に食べ納めに行った」といった声がX(旧Twitter)上には溢れ、多くの人々が天下一品との思い出を語っています。

国民的ラーメンチェーンとして多くのファンを持つ天下一品だけに、今回の首都圏での大量閉店は、今後のラーメン業界の動向にも大きな影響を与える可能性があります。競争が激化し、コストが高騰する中で、各チェーンがどのような戦略を打ち出していくのか、引き続き注目が集まるでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

INBOUND PLUS 編集部

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