モバイルバッテリーや急速充電器でおなじみのAnkerが、飲食業界に初の進出を果たしました。東京都港区のカレッタ汐留にオープンした新業態店舗は、Ankerならではの強みを活かし、全席で急速充電が可能な画期的なカフェです。
本記事では、Ankerがなぜ飲食店を開業したのか、そしてそのカフェのユニークな特徴について紹介します。
Ankerが飲食業界へ本格参入、全席急速充電の新カフェ
充電器やモバイルバッテリーで高い知名度を誇るアンカー・ジャパンは、子会社のアンカー・ストアを通じて、2025年5月24日、新業態となる「Anker Store & Cafe 汐留」を東京都港区のカレッタ汐留にオープンしました。このカフェの最大の特徴は、全席にUSB-CケーブルやLightningケーブルを完備し、スマートフォンやノートPCを急速充電できる点です。さらに、テーブルにはワイヤレス充電機能も組み込まれており、食事や休憩中に手軽にデバイスを充電できます。
この店舗は、ただ充電ができるだけでなく、Anker製品を実際に体験できるショールームとしての役割も果たしています。店内で提供されるドリンクやフードを楽しみながら、Ankerの最新充電技術を気軽に試せる空間となっています。
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リモートワークにも対応、オリジナルビールも提供
「Anker Store & Cafe 汐留」は、単なる充電の場にとどまらず、現代の多様な働き方に対応した新しいスポットです。特に、高まるリモートワークのニーズに応えるため、オンライン会議に最適なミーティングルームを4室完備しています。これらのミーティングルームは専用アプリから手軽に予約でき、近隣で働くビジネスパーソンの急な利用にも柔軟に対応します。
提供される飲食メニューも充実しており、オリジナルカレーやサンドイッチ、コーヒーに加え、Anker独自開発のクラフトビール「Anker休息充電エール」もラインナップされています。ランチタイムからバータイムまで幅広いシーンでの利用を見込んでおり、新橋駅や汐留駅からの好立地も相まって、周辺オフィスのワーカーから観光客まで多様な層の集客を目指しています。
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ブランド認知度向上と新たな顧客体験の創出へ
Ankerが飲食業態に進出した背景には、単に飲食事業で収益を上げるだけでなく、Ankerブランドの新たな顧客接点を創出し、製品体験の場を提供することにあります。併設する「Anker Store」では、同社の充電器やイヤホン、スマートホーム製品などを実際に手に取って購入できます。食事や買い物を楽しみながら、Anker製品に直接触れることで、ブランドの認知度をさらに高める狙いです。
アンカー・ジャパンCEOの猿渡歩氏は、「モバイル充電という、日常生活に欠かせないサービスを、カフェという新しい空間で提供することで、お客様のライフスタイルをより豊かにしたい」とコメントしています。
この試みは、ハードウェアメーカーがサービス業に進出する新たなビジネスモデルとして、その動向が注目されます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。